「冷え」と「冷え症」は違うのです。
「冷えは万病のもと」京都の整体じくう整体院
「私は別に冷え症じゃないし、かえって手足が温かいと言われるから関係ないわ」という人もいるかも知れません。ですが「冷え」と「冷え症」は違うのです。「冷え症」は、手足が冷たいということが自覚されるのですが、ところが「冷え」を自覚していない人のほうが重症の「冷え」を抱え込んでいることもあるのです。
よく、「冷え症」は女性特有の病気と思われますが、「冷え」は性別に関係なく男性にもあるのです。
「冷え」と自律神経失調症の関係
自律神経失調症とは
なんとなく体に力が入らない、だるい、眠れない、頭痛や動悸がする、息苦しい、めまいがする、便秘と下痢を繰り返す。さらには不安感、虚脱感、集中力がない、肩や、首がこる・・・・などなど。
これらはすべて自律神経失調症の症状です。自律神経は交感神経と副交感神経からなり、内臓の働きをコントロールする神経です。これら二つの神経は相反する性質をもち、自分の意思とは無関係に働きます。これらのバランスが崩れて体調を狂わすのが自律神経失調症です。
自律神経失調症の人はみんな「冷え症」です。
冷えの自覚症状のあるなしにかかわらず、自律神経失調症の人はみんな「冷え」ています。
自律神経のアンバランスのせいで「冷え症」になるとも言えるし、「冷え症」のせいで自律神経失調症になるとも言えます。自律神経失調症の症状は神経のアンバランスで起こるため、検査しても内臓や器官そのものに直接的な異常がみられるわけではないのです。
そこで、一般の内科では「異常なし」とか「気のせい」などと診断されて何年も苦しみ続けて対症療法の頭痛薬や胃薬などを処方されることになります。
どうすることもできない病気=自律神経失調症。一見難しそうにみえる病気ですが、実は効果的にシンプルに治す方法があるのです。
ストレスも「冷え」を呼び込む
職場や人間関係などのストレスによって心身の緊張が断続的にもたらされると、血管の収縮を招き血のめぐりが悪くなって「冷え」やすくなります。
これによって自律神経の中枢である間脳の視床下部に刺激を与えている大脳皮質の働きが低下するため、さまざまな症状が現れます。ストレスに押しつぶされないようにすることは難しいことですが、「冷え」ないように注意するだけでも、ストレスへの耐性を高めることができます。
「冷え」をとれば自律神経失調症も治る
私は何度も自律神経失調症の患者さんの症状が「冷えとり」により改善していく様子を診てきました。「冷え」があると自律神経失調症になりやすく、「冷え」をとれば自律神経失調症も改善するのです。
「冷え」とは単に手足が冷たく感じる「冷え症」だけのことではありません。「冷え」とは、下半身、とくに足首から先が低温で、それに比べて上半身が温かい状態のことを「冷え」というのです。
「冷え」をため込む生活環境
そんな単純なことで長年の病気が治ったら医者がいらないよ!っと、おっしゃる方もいるでしょう。いまや私たちの生活環境は油断すると体を冷やそうとする要因に取り囲まれています。
冬の寒さだけで体が冷える時代と異なり、さまざまの種類の「冷え」が数多く存在し無防備でいたらたちまち「体に冷え」が入り込んでしまいます。
会社や交通機関、病院・・・真夏に冷房のかかってない場所をみつけることが難しく、誰もが冷房病になってもおかしくはありません。冷房の中、素足にサンダル、下着同然のファッションでいると、あっという間に「冷え」は全身に入り込みます。
夏の冷房で「冷え」を取り込む
暑い夏だからこそ「冷える」なんてことは考えもせずに、夏の冷房で「冷え」をしっかり取り込んでしまった人が驚くほど増えています。秋になって急にだるさを感じたり体調を崩したりするのはそのためです。
冬は気温が下がり冷えるのですが、上半身はダウンジャケットに対して下半身はミニスカートにタイツだけといった、ファッションでは、いくら重ね着しても本末転倒です。
さらに、体を冷やす夏野菜を食べたり、暖房の中でアイスクリームを食べることも体の中から冷やすことになります。
ほてりを放置しない
本能の狂いで「冷え」を感じない!
私は「冷え症」どころか、かえってほてって困るという人がずいぶんいます。
このように、「冷え」を感じないというには、わけがあるのです。体を冷やすような服装、食べ物、生活習慣、ストレス・・・などで体の「本能」が狂うのです。
つまり日常そのような生活習慣を続けていると、体が「冷え」に慣れっこになってしまって「冷え」を感じるべき「本能」が働かない状態になるのです。
しかし、この「冷え」がさらに進むと、人間の体には恒常性を保とうとする働きがありますので、進みすぎた「冷え」をなくすため「発熱」が起きます。これが、体がほてって困るという人の状態なのです。
ほてりを感じる人は、自分のことを「暑がり」だと思っています。一見「冷え」とは無縁のように思われますが、実はこれが「冷え」のはじまりなのです。
体の「冷え」が、はじまると防御反応としてまず、ほてってきます。氷水に手足をつけた後ポッポとほてりを感じることがありますが、これは急激に冷えて縮んだ血管が、逆に体を温めようとして拡張して血流が必要以上にさかんになったことを表しています。
足がほってって布団から足を出さないと熟睡できないひとも、「冷え」が進んでいる証拠なので注意が必要です。そのままにしていると冷えが全身まで広がります。
夏の冷房から「冷え」を防ぐ方法
「冷え」に対して無防備になる夏に「冷え」を ため込んでしまう
強すぎる冷房や冷たいものの取りすぎによって、「冷え」を溜め込んでしまった人が急増しています。寒い冬よりも、「冷え」に対して無防備になる夏に「冷え」を ため込んでしまう人が、いまや一般的となってしまいました。
暑い夏こそ、できるだけ体を冷やさないように注意することが大切なのです。本来、暑くなると皮膚は血管を広げて汗をかくことで熱を逃がそうとします。
自律神経はこうした体温調整にも深くかかわっているため、体が急激な 温度差を受け続けると、体温調整にかかわる自律神経に異常をきたします。
また、外気温と室温との温度差大きすぎ、体温調節にかかわる自律神経の働きに異常が起きます。冷房の効いた部屋に長時間いると体の代謝機能を低下させ、体温調節を狂わせ、自律神経の働きを鈍らせてしまいます。
冷房の効いた室温と夏の外気との温度差を5度にします。たとえば、気温が30度なら冷房の室温は25度にします。しかし、足もとの温度はさらに下がって19〜20度となり、もはや限界温度です。
部屋の上下の温度差を循環させるため、小型の扇風機を足もとに置くのも効果的です。そのほか、靴下の重ねばきや、レッグウォーマー、足用の使い捨てカイロなども強い味方になります。
「冷え」と生理不順の関係
女性の生理不順は、気分がスッキリしない、体調がすぐれない、それに加えて、子宝に恵まれないご夫婦にとっては深刻な悩みです。生理不順は、卵巣ホルモンの分泌が悪いとのことですが、ではなぜそうなるのかというのは、現代医学では分かっていません。
これも「冷え」と「食べ過ぎ」で、卵巣へいく血管の循環障害が起きることが一番の原因なのです。
「冷え」と「食べ過ぎ」を続けていると、食べ過ぎでできたコレステロールが変形して子宮筋腫になったりします。
冷えをとる「頭寒足熱」服装三原則
①「冷えとり」のためには、「頭寒足熱」
「冷え」をとるには「頭寒足熱」頭を涼しく、足もとを温かくすることです。しかし街を歩く人の服装を見ていると、ミニスカートか八分丈のパンツスタイル、それに素足または、スニカータイプの靴下。足もとの露出度の多いスタイルの人ばかりです。
「冷えとり」のためには、「頭寒足熱」の服装が大事なのです。足もと下半身が温かいと、上半身は薄着でも平気でいられるのが実際にわかります。腰から下は真夏以外はいつも真冬の服装で、腰から上はいつも真夏に近い服装が良いのです。
真夏でも足首から先は真冬と同じように温めてください。
体をしめつけるような服装はNG
②しめつけると皮膚からの病毒の出口がふさがれる。
体をしめつけるような服装はいけないということです。しめつけると皮膚からの病毒の出口がふさがれるし、血管も圧迫されて循環も悪くなります。
体から3センチほど離れて少しダブダブしている感じがいいのです。そしてズボンの裾を絞ると下半身の温かい空気が逃げないという効果があります。
繊維は化繊より天然繊維を身につける
③絹や木綿は毒を吸い取ってくれるのです。
身につける繊維は化繊より天然繊維を身につけたほうが病毒の出方がスムーズになります。化繊は病毒の排出をおさえるので、皮下で病毒がたまって炎症になります。
衣服でも、食べ物でもあまり科学的なもの加工度の高いものは良くなくて、なるべく天然な素材が良いということです。
化繊の靴下は病毒を通さないのですぐにベタベタするのですが、それにくらべ、絹や木綿の靴下をはいたときはまず感触が温かいし、ベタベタになるまでの時間が長い。つまり絹や木綿は毒を吸い取ってくれるのです。
「冷えとり」の基本靴下の重ねばき方法
「冷え」を感じない人でも最低4枚は、はきましょう。
足の裏は、直接内蔵とつながっていて、最も汗腺が発達し、冷え、食べすぎ、循環障害の毒が多く出るところです。
①一番下に絹の5本指の靴下をはく
②次に木綿またはウールの5本指靴下または普通(指なし)靴下をはく。
③その上に絹の指なし靴下をはく
④その上に好みの靴下を(なるべく天然繊維のもの)はく
※絹は肌からの毒だし力が、あるので一番下にはくのがおすすめです。化繊製のものは、なるべく肌から遠ざけてください。
※「冷え」がひどい間は靴下が破れます、これは肌からでる毒のためで、摩擦や圧迫によるものではありません。
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