五十肩の症状と原因

肩が痛くて腕が挙がらないあなたへ

四十肩・五十肩は、医学用語で「肩関節周囲炎」という肩関節の周囲に起こる炎症のことです。年齢が40代以上から50代の人に多いからこのような名称がついたようですが(実際30代も70代の方もいらっしゃいます)症状としては、 腕を上げようとすると肩が痛い、手を後ろにまわそうとすると痛い、などの症状を訴えます。

 

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四十肩・五十肩の整体

四十肩・五十肩の整体

私たちの肩関節はとても広い範囲を動かせるようになっていますが、それだけ構造は複雑です。肩関節は肩甲骨と上腕骨が接続していて、周囲には多くの筋肉や腱(筋肉が骨に付着する部分)、関節をスムーズに動かすための「滑液包」などがあります。そのため、炎症が起こりやすい部分ともいえます。

五十肩(四十肩)の原因 

積もりに積もった生活習慣病なのです。

 

四十肩・五十肩の症状も決して突発的に起きたのではありません。(本人が勝手にそう思っているだけ)

そう、積もりに積もった生活習慣病なのです。
最初は、足首、脚・腰(脇腹)・背中に発生した異常感覚(歪み、こり)の警告信号がジワジワと肩、腕、首に増加した結果なのですね。

 

まず、操体法で足首から調整して全身を整えることです、足首からのアプローチや「膝倒し操法」(仰向けで両膝立てて左右どちらか楽な方向に倒す)で、あっさりと、四十肩・五十肩がその場で改善することも珍しくありません。

 

① 原因は肩ではないのです「猫背」なのです!

五十肩の痛みは突然に襲ってきます。ある日を境にして突然痛くなるケースが大半です。五十肩(四十肩)がなぜ起こるかというはっきりした原因は解明されていませんが、当院はズバリ「生活習慣病だ!」という見解をもっています。

 

五十肩を発症なさった、みなさん「猫背」になって背中や肩がこっていませんか?、この「猫背」よる背中や肩のこりを解消する整体アプローチをしますと、五十肩は改善します。

 

「猫背」の原因として考えられることは、長時間のデスクワークや、パソコン、スマホに長時間向き合っていませんか?その時の姿勢は「猫背」になっていませんか?それが、(四十肩)五十肩の原因です。ですから、いくら整形外科に通い、湿布を貼っても、電気をかけても、肩に痛みどめを打ってもらっても、五十肩の痛みは引かないのです。

要するに五十肩の原因は肩ではないのです「猫背」なのです!

 

②五十肩(四十肩)の原因

寝ている時の姿勢です。

以下、「こうすれば病気は治る」著者(安保 徹先生)の文章を引用させていただきます。

 

四十肩・五十肩の原因にたどりつきつきました。
片側寝による肩関節や腕の圧迫、つまり、右か左のどちらか片方ばかりを下にして寝ているために肩の関節や腕が圧迫されて、四十肩・五十肩が起こっていたのです。
たとえば、右側ばかりを下にして寝ていると、右の肩や腕の血流が止められて組織障害を起こします。

五十肩(四十肩)のセルフケアの第一は眠るときは仰向けで眠るようにすることです。

 

 

 

 

五十肩(四十肩)の激痛を伴うケース

五十肩(四十肩)の激痛を伴うケース

痛みは動かすな!という身体のサインです

五十肩でお悩みの方の中には、激痛で夜も眠れないという人もいらっしゃいます。こういう場合は関節が炎症を起こしていますので、整体を受けてもその場ですぐに痛みも動きも良くなりません。しばらく回復のための期間も必要です。でもずっと激痛が続くわけではないのでご安心ください。

 

やってはいけないことは、激痛があるのに無理に動かしたりストレッチをしたり、「五十肩体操」みたいなことをすることです。余計に悪化します。整形外科の医師から「痛くても我慢して動かすように」と言われて無理してリハビリ体操をやっていた方がいました。当院の考えとはまったく正反対です。当院では痛いことは出来る限りやめてもらいます。

 

◼︎痛みって悪者でしょうか?

 

私の整体仲間の友人から聞いた話なのですが、60代男性の五十肩の話。最初は左肩の五十肩を発症、その1ヶ月後に今度は右肩にも五十肩が発症したそうで、身動きできないほどの激痛で夜も眠れない日々が続いたそうです。

 

その後さまざまな治療を試され、ようやく左右とも治ったそうですが、その2日後に脳梗塞を発病されて右の片側麻痺になられたそうです。

 

痛い時は痛みを出すことでそれ以上動かさないように体を守ってくれているのです。運が悪いといえばそれまでですが、私はなにかしら、その人の五十肩がその人の体を守っていたのではなかったか?、と思うのです。

 

「痛み」は悪者ではなく、「カラダ」の何らかの都合で痛みを出して守っていたのではないかと思うのです。痛い時は痛みを出すことでそれ以上動かさないように体を守ってくれているのです。

 

そのような自然の仕組みを無視して無理に治すということは、その男性にとってどうだったのでしょうか?

 

ですから、炎症が起きている時は、痛くて動かせません。でもそれでいいのです。動かすな、というサインですから。不便で辛いですが、ちゃんと身体の声を聴いてあげてください。痛い動きは出来るだけしないように過ごしているとだんだん炎症も治まってきます。

 

じくう整体院